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硬筆書写技能検定 にじまないインクを探す!

2025/02/10

インク沼 硬筆書写技能検定 文房具

黒インク

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硬筆書写検定では第2問~第5問で万年筆を使用することができます。

検定協会のホームページでは、PILOTの万年筆「カクノ」が販売されています。

実際にわたしもカクノ(F)にパイロットの純正カートリッジインクを入れて書いてみたのですが…

検定用紙・パイロットインキ

写真では分かりにくいでしょうか…

筆圧をかけたところが少しにじみます。

運筆速度にもよるのだと思いますが、このにじみはちょっと気になります。

本番ではより慎重にゆっくり書く可能性があるので心配です。

ということで、

手元にある黒のインクで、にじみ具合を比較してみようと思います。


万年筆インクの種類

万年筆インクは「染料インク」「顔料インク」に大別されます。

染料インク

万年筆インクのほとんどが染料インクです。

染料は水に溶けるので、洗浄が容易です。

そのため万年筆のトラブルが少なく扱いやすいというメリットがあります。

ただし、顔料インクと比べて耐水性・耐光性の面で劣る場合が多いようです。

顔料インク

水に溶けない超微粒子の顔料を用いたインクです。

耐水性・耐光性に優れ、文書の長期保管に適しています。

ただし、万年筆内部で乾燥させてしまわないように取り扱いには注意が必要です。

特に顔料インクでは、万年筆と同じメーカーのインクを使用するのが基本です。


手持ちのインクで書き比べ

紙は検定の回答用紙を使用します。

使用したインク
・パイロット(ブラック):染料インク
・プラチナ(ブラック):染料インク
・セーラー(極黒):顔料インク
※参考までにゲルインクボールペンのサラサクリップでも書いてみました


3種のインクで書き比べ(全体)

ゲルインクボールペンは、やはり発色が良いですね。

顔料インクである極黒は、その名の通りはっきりした黒であることが分かります。
濃淡が出ず、はっきりくっきり「真っ黒」という印象です。


3種のインクで書き比べ(拡大1)
染料インク2種を比較すると、パイロットの方が濃い黒に見えます。
ただやはりほんの少しにじんでいるような…

プラチナは、他のインクに比べるとやや淡い黒ですが、にじみは見られませんでした。
3種のインクで書き比べ(拡大2)

▼使用したインクはこちら

結果(個人の感想です)

発色:  極黒 > パイロット > プラチナ

にじみ: 極黒 ≧ プラチナ > パイロット


検定ではにじみがなく、発色の良い黒色のインクを使いたいなと思っています。

今回の結果では極黒が良さそうです。

しかし、万年筆初心者のわたしに顔料インクが使いこなせるのか…

少し自信がありません。

顔料インクの極黒は、お手頃万年筆に入れて様子を見てみようと思います。


※第2問を書いてみるとこんな感じです

(極黒はプロフィットジュニアに入れています)

インク比較(第2問)

まとめ

手持ちのインク3種だけでの比較ですが

・極黒はトラブルなく使いこなせるか、様子を見て検討する。

・にじみが少なく染料インクであるプラチナが使いやすそう

というのが現時点でのわたしの結論です。


検定で万年筆を使用している方はどのぐらいいるのでしょう…

ボールペンを使う方が多いのでしょうか。

万年筆派の方、いらっしゃいましたらアドバイスいただけると嬉しいです。

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余暇を楽しむ。ペン字を本気で楽しむブログ。試行錯誤しながら硬筆書写検定に挑戦していく過程を書いていきます。ペン字仲間が増えたら嬉しいです。万年筆インクで書写やってます。X(@yokanopen)に載せているので良かったら見てください。

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